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interview新聞ファン

INTERVIEW04

社会人の基礎力向上に
役立つツールのひとつ

川口 拓郎

(取材当時)信州大学 大学院
川口 拓郎さん

大学の寮でとっている日経と信毎を読んでいます。寮に入る前はアパートで一人暮らしでしたが、そのときも新聞をとっていました。
大学の図書館には英字新聞も含めほぼ全紙がそろっているので、読み比べられるのがいいですね。政治経済を中心に読んでいますが、比較することで新聞社ごとの違いが鮮明になり、「自分なら…」と考える練習になっています。研究が忙しくて読めない日はありますけど…。

新聞を読み始めたのは、たしか中学生の頃。社会科が好きだったんですが、新聞には政治のことや国会のことが詳しく書かれていると知り、自然に読むようになりました。
親と議論をすることもありました。ある記事に対して、「これはおかしい」と父が言うのに共感したり、ときには反論したり。親と時事問題のことを話すのは楽しかったです。

就活を控えた時期になり、普段は読まない友達も新聞に興味を持ち始めているようです。
「面接で時事問題について聞かれ、トンチンカンなことしか言えなかった。もっと新聞を読んでおくべきだった」と後悔している先輩もいましたが、たしかに新聞を読んでいると、みんなが硬いと敬遠しがちな話題にも対応できるような気がします。なにかが起きたとき、そのことだけではなく、何とどうつながっているのか、背景や関連性までなんとなく考えるようになっています。
新聞を読むと読まないとでは、自分の立ち位置が変わってくるような気がするんです。
自分がいま生きている社会でなにが起こっているのか、ぜんぜん知らないのはつらいし、現実と乖離しちゃいそうな気がします。世の中で起きていることを知り、社会の一員であることを自覚するための媒体、社会と自分をつなぐもの、それが僕にとっての新聞です。
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