POST: 2024.12.11 10:11
毎日新聞、12月11日付朝刊「今日のイチオシ!」鈴木永
頭の上から原爆がいつ落ちてくるか解らない。今はそんな時代なのかも知れない。テレビでJアラートが鳴るときはもうすでに何処かの街は原爆の炎に包まれている。そして僕たちも焼かれる。
シリアの政府が崩壊し、イスラエルが「武器が他の組織に流れないように」と空爆を続けている。政府が無い何も反撃の無い国に。本当に平和は訪れるのだろうか?世界時計は破滅まで90秒で止まっている。運動を引き継ぐ高校生の彼等の訴えを僕も世界中の人が聞かなければならない。もう2度と被爆地を作らないこと。世界中から12000発の原爆が消えることを。平和への運動が若い人達の引き継がれ本当の平和が訪れることを。
毎日新聞、12月11日付朝刊「今日のイチオシ!」編集局次長 古本陽荘
【核なき世界 共に 被団協ノーベル賞授賞式】被爆者の立場から核兵器廃絶を国内外に訴えてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞授賞式が10日、ノルウェーのオスロ市庁舎で開かれました。
被団協を代表して田中熙巳(てるみ)代表委員(92)が演説しました。「核抑止論ではなく、核兵器は一発たりとも持ってはいけない」と呼びかけました。また、ウクライナや中東での戦争を巡る国際情勢に触れ、「『核のタブー』が壊されようとしていることに限りない口惜しさと憤りを覚える」と警鐘を鳴らしました。
最後は、「人類が核兵器で自滅することがないように。核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう」と締めくくりました。